2018年06月22日

ナンパとヒトの生殖戦略

この記事は読書感想文だ。ナンパとヒトの生殖戦略の関係について記す。ポイントは二つだ。



①自らの遺伝子の拡散を動機として男性はナンパをするが、目的を果たせていない

②モテる男性ほど経験人数が増えるのは、新しい女性を獲得することにより常に満足を得られるため



ナンパに限らず男女の関係について関係した本を数多く読んでいる。最近読んだ本で、とても印象に残っている本が二つある。



女と男のだましあい -ヒトの性行動の進化
英語では「The Evolution of Desire -Strategy of Human Mating」であり、「欲望の発展 -ヒトの生殖戦略」となる。

一度なら許してしまう女、一度でも許せない男 -嫉妬と性行動の進化論
英語では「The Dangerous Passion」であり、「危険な情熱」となる。


いずれも同じ著者によって書かれている。進化心理学によってヒトの生殖行動を説明するものだ。


初版が出版されたのは2000年にも関わらず、今読んでもその内容は全く色あせていない。むしろ驚くべきことばかりだ。


とても刺さった。今まで数多くの男女関係について書かれた本を読んできたが、これが私にとってのベストだ。


男女の関係について生殖戦略という視点から、複数の国・地域で行われたアンケート結果の分析、未開の社会の観察結果、男女に纏わる過去の法律や文化的慣習、様々な観点から解き明かしている。
 

本が好きな人、恋愛工学を学んでいる人にとっては必読の書と言える。金融日記では取り上げられたことはない本の気がする。



この本を読んで感じたことはあまりにたくさんあるが、一部について記す。

私なりの理解、Pick Up Artistのミステリーの考え、恋愛工学が入り交ざった内容になるがご容赦いただきたい。

 



生物がこの世に存在する目的は二つだ。

一つは生存、もう一つは複製だ。

自分自身が生き延びること、そして自分の遺伝子の複製を作り後世に伝えること。それはヒトであってもどのような生物であっても何も変わらない。ヒトは進化の過程の中で複雑な性戦略を発展させてきた。

男性が地位と権力を求める理由、若くて健康な女性を追い求める理由、女性が経済的に豊かで自分に愛情を注いでくれる男性を求める理由、そしてその一方で浮気をする理由等がこの本の中ではカバーされている。



ここからが本題だ。ナンパに特化して考えてみたことを記す。



①自らの遺伝子の最大化を求めて男性はナンパをするが、目的は果たせていない

生物の目的は自己の遺伝子の複製のため、ナンパはとても合理的な繁殖戦略である。



出来る限り多くの女性と関係を持つことによって、自らの遺伝子を持つ子供が生まれて育つ可能性を高めることが出来る。

狩猟採集時代、人間は最大でも150人くらいの集団で暮らしていたという。時代や地域にもよるが、他の集団との交流の頻度は大きくなかったと言われる。

この場合には、繁殖相手として適切な女性はごく限られてる。150人の内半数の75人が女性だ。高齢者や子供を除いて約半分が生殖適齢期だと仮定すると約40人。

その中で若くて健康的な女性となればさらに半数で約20人となる。まして男性の持つ価値に釣り合った女性となると、非常に限られた相手しか存在しなかったと言える。

 

しかし現代の都会ではいくらでも若く健康的な女性が街を歩いている。繁殖の機会はいくらでも転がっているのだ。

 

現代に至るまで避妊を可能とする技術や道具は十分に発展してきていなかった。ましてや石器時代には避妊具は存在していなかった。

男性が多数の女性と性行為を重ねることは、自らの遺伝子を複製するために最適な行動であり、ヒトのオスはその方向で進化をしてきた。


そのため、ナンパによって多数の女性と関係を持つことはとても合理的なのだ。私達の脳によれば。



ただし必ずしも私達の脳と私達の生きる環境は対応していない。


私達の理性は、多数の女性と性行為を行うことによって子供が出来るとは思っていない。


しかし私達の脳は、子供が出来ると思っている。自らの遺伝子が拡散すると思っている。そのために満足感を感じる。


セックスを追い求めること、セックスによる満足感、これはヒトが自らの遺伝子を残すために発達させたプログラムなのだが、現代の社会では機能不全を起こしてしまっている。


遺伝子を拡散させるための最適な生殖戦略を取っているのだが、結果としては遺伝子の拡散には全く寄与していない。


皮肉な話とも言えるが、脳が満足を感じるのだから仕方がない。刺激、興奮、達成感、これらを求めて街に出るナンパはとても合理的な行為なのだ。





②モテる男性ほど経験人数が増えるのは、新しい女性を獲得することにより常に満足を得られるた

「限界効用の逓減」という言葉がある。ごく単純に言えば、何かをすることによって得られる満足は徐々に減っていくということだ。

ビールの初めの一口はとても美味しいが、二杯も飲めばもうビールではない気分になる人が大半だろう。


狩猟採集社会における食事も同じだ。狩りによって得られた獲物の肉はとても貴重だ。一切れの肉を得られるか否かで生存に関わることもある。


初めには大きな満足のあった肉でも、100切れ目はどうだろう?すでに満腹になっており食べられないはずだ。もはやその肉に意味はない。


生殖のための行動はとても重要だ。その重要な行為に対して、「どこまでの時間とお金を使うべきか」という問題が常に発生する。


生殖に用いる時間を狩や採集に使えばより多くの食料が手に入れられる。家族や親戚との時間に使えば人間関係が強くなる。子供の世話に時間を使えば、その子供が成長し自らの遺伝子を広める可能性が高くなる。


文明化がされる前のある部族社会を調査した結果によれば、身体的な魅力を持つ男性ほど外に出て繁殖の機会を探すことに使う時間が多かったという。一方で魅力に劣る男性は狩猟や家庭に時間を使っていたという。



魅力的な男性は数多くの女性と性行為を行える可能性が高いだけでなく、新しい女性を獲得することによる満足度が低下しない。結果的により多くの時間を使い、より多くの女性と関係を持つ。


魅力的でない男性は新しい女性と性行為を行える可能性が低い。時間をかけても良い結果は得られない可能性が高い。

結果として、新しい女性を獲得することによる満足度は高くない。正式なパートナーを持ち、その女性との関係を維持し、自らの子供を育てるために時間を使う。



自らの遺伝子を残すために、それぞれが合理的な行動を選択しているのだ。



モテる男性ほどモテる。経験人数がとても多くなる。結婚してからも遊びを続ける。
実力がある人ほどナンパを続ける。結果を出し続ける。

一方でモテない男性は少ない経験しか持たず、既存のパートナーとの関係を重視する。

現代の状況も的確に説明することが出来る。





ただし上記の説明ではカバーしきれない内容、矛盾がある内容はいくらでもあるだろう。

ナンパの経験を積むことでモテるようになり、良いパートナーを見つけることが出来る。女性に対して適切な理解が持てるようになり、安定した共同生活を送れることになるだろう。

良いパートナーと巡り合い、子供を適切に育てられれば自らの遺伝子の複製につながるはずだ。



モテない男性だって風俗には行くだろう。逆にそこに大金を使っているかもしれない。満足感が大きいから行っているのではないか。違う女性が出るAVを見て、全ての男たちは満足感を覚えているのではないか。



私が読んだ二冊の本で男女の関係の疑問が全て解き明かされているとは思わないし、私の理解も満足ではないはずだ。この記事で全てを説明することは出来ない。


ただし今後も読書や思考を続けていく。自らが納得出来る考えを求めていく。自分なりの思想を持てるようにする。ブログはアウトプットのツールとして活用する。



私にとってナンパや女遊びは、数や刺激だけを求めるものではない。今後数年の間で、自らの人生の中で恋愛・結婚が占める割合は大きい。そして、数十年が経過しても自らの性的な欲求には向き合い続けなければならないだろう。



ナンパには単純に技術や楽しさも求めるが、それと並行し自分の人生に向き合うための道具としても使う。



街に出る、女性に声をかける、アポを組む、セックスの打診をする。真摯に向き合っていく。


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2018年06月17日

ファッションはミリ単位だ

スト値の向上に取り組んでいる。

髪型も肌もファッションも、今までとは違う点が気になるようになってきた。

今まで見過ごしてきたこと、何でもなかったことが気になってくる。



先日、オーダースーツを調整をした際には5ミリ単位で要望を伝えた。

また、たかが1センチでありながらパンツの裾直しをした。

素材感と幅が納得出来るネクタイを1ヶ月ほど探してようやく手に入れた。



自己満足にすぎないのではないか?結局気づくのは自分だけではないか?



確かにその通りかもしれない。

昔の自分なら、自分のことですら気づいてなかった。

周りが気づくわけない。





別に細かい違いの前後を気づいてもらうことが目的ではない。

細かい点を積み重ねて全体の印象を変えることが目的だ。



本当にオシャレな人、カッコイイ人は理解されない部分でもこだわりを持っているはずだ。

それがルックスの良さに繋がっているはず。

私が取り組めるポイントはまだまだいくらでもある。やるからにはやる。


at 22:47|PermalinkComments(0)

2018年06月15日

紀田さん講習

先日は紀田さんの講習を受講していた。講習を受けるのは岩クマーさんに続けて2回目だ。


以前からブログは読んでいたのだが、そこから講習の内容を伺い知ることは正直言って出来なかった。


受講するかどうか迷ってはいたのだが、関西のクラスタで講習をやっている人、アツいキャラクターということで講習の受講を決めた。

今回の記事は時系列で書く。自分の感想と、受講を考えている人へのコメントを最後に書く。



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週末、××時、U


合流をする際はいつも緊張をする。


一体どんな人が現れるのか、どのような雰囲気を持った人なのか、自分が仲良く出来る人なのだろうか、色々と考えて落ち着かない気分になる。




彼が現れた。めちゃくちゃ普通だった。





いや、普通ではない。




顔とファッションは普通だが体はデカイ。明らかに鍛えているオーラを身にまとっていた。


全然ナンパをしている人には見えない。ましてあれだけの熱量がある面白いブログを書いている人には見えない。




本人からは「スト値は高くないですよ。普通です」とは聞いていた。



「どうせ凄腕の謙遜やん?そんなこと言ってもイケメンで普通にかっこいいやろ?」



などと思っていたが、彼の言っていたことは本当だった。普通だった。そして筋肉でガッシリしていた。






カフェへ移動して声かけの流れやマインドについて説明を聞く。

Uの昼スト、可愛い子に絞った準即のやり方を中心に聞いた。


彼からはとても熱量を感じた。陳腐な言葉かもしれないがアルファな感じ。

決してイケメンではないが、クラスの中心にいて周りを楽しませることが出来る、モテる人だったと感じる。

ナンパ以外にも本気で取り組んできて、努力をしてきた人間なのだと思う。


だからこそ気が狂ったようにナンパにも全力で取り組んでいたようだ。

自分がここまでのコミットが出来るのか、と考えると難しい気もしたが、覚悟を決めたからにはやるしかない。とても刺激をもらうことが出来た。






詳しい内容は書かないが、以下のような話を聞いた。

書けば当たり前すぎて「何をいまさら」という内容ばかりだが、実際に聞いて、様子を見て、実践をしなければわからない内容だった。




「オープナーに面白さはいらない。すみませんだけでいい」



「平行トークはする必要がない。声のかけ方と雰囲気で初めからビタ止めすることが大事」



「普通でいい。その女性に本当に興味があって話かけた。好意は前面に出していい。」



「連絡先を聞いたらその場ではすぐに解散しても大丈夫。可愛い子ほど連絡先を聞いても繋がらない。数をこなすことが大事」



「アポでは人と違うことをする。他の男と違って面白いことをして女性を楽しませる」






××時


実際にストリートで実践をする。


しかし中々出来ない。


平行トークで相手のことをいじり、自己開示をほどほどにして、会話を盛り上げて、というやり方と違う。


勢いをつけて声をかけ、相手を止めることに意識を払うことが、これほど難しいとは思わなかった。


身体の使い方も心の使い方も違う。ナンパの声かけでありながらここまで違うのかと驚いた。


どうしても身体がギクシャクする。動かない。





一声かけ目は散々だった。





そして紀田さんはガンガン指名してくる。


違和感の正体をつかみ、自分なりに理解をする時間を与えてくれない。




「高いお金をいただいている。時間は限られている。出来る限り経験していただくことが受講者のためになる」とごもっともなことを言う。


「そりゃそうだがしんどいぜ!」というのが正直な感想だった。




しかし彼のやり方を学びにきたのだ。違和感を覚えようが関係ない。声かけを続けた




途中で普段のやり方を織り交ぜるなどして、声かけの回数を重ねると徐々に身体が馴染んできた。


終盤には違和感なく声をかけることが出来るようになり、彼のやり方でトークを展開出来て連絡先を聞くことが出来るようになった。




明らかにオーラの違う美女にも声をかけてオープンすることが出来た。

連絡先は聞けなかったものの、あれだけ粘って必死にやることは初めてだった。

ここぞという時のエネルギー、打診方法の種類、手数の多さ、非常に重要なことを学べた気がする。


私が立ち去った後に講師であるはずの彼も声をかけて、結果的に連絡先を聞くことが出来ていた。


かなり粘り、運が必要となる方法で成功していた。





「このやろう!」という悔しさがあったが、達成感のある嬉しそうな彼の顔を見るとあまり憎めなかった。




××時


講習の時間が終わった。

最終的な結果としては可愛い子に絞って4人の連絡先を聞くことが出来た。

序盤は苦しんだが、新しい方法を学ぶこと出来た。ある程度の結果も出た。
(アポを組んできっちり回収するところまでが結果であることは大前提)


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満足のいく内容だったと言える。


紀田さんの講習を受講しなければ、誠実系のビタ止めのスタイルを学ぶことは出来なかったはずだ。

U昼ストの戦い方をきっちりと学ぶことが出来た。




ナンパを上達させるには様々な方法があるだろう。


合流することで上手くなる場合もあるし、刺激が得られる場合がある。


飲み会ではアドバイスがもらえることもあるはずだ。




しかし講師と受講者という関係で、お金の支払いを通すことで学びはより強いものになるはずだ。


講師には責任が生じるし、受講者は必死に学ぶ。


結果的に上達は早くなるし、それぞれの講師のやり方を体験することで自分なりのスタイルを身につけることにも近づくはずだ。


今後もスタイルの違う方の講習を継続的に受けていこうと思う。




なお、満足の内容であったが料金に関してはリーズナブルとは感じなかった。


美容室で髪を切れば5千円ほどだ。アポ代は店の値段にもよるが、安ければ一人あたり2-3千円だろう。

たくさんの講習を受けて客観的な比較をしたわけではないが、この業界の価格設定は不思議だと思うことがある。

とてもマイナーだから特殊なのかもしれない。


もちろん、サービスを提供する人と受ける人が価格と内容に合意をしていれば、他の業界の例を引き合いに出してどうこう言うのは本来では筋ではない。






講習を受けるか悩んでいる人は是非受けるべきだと個人的には感じる。


この記事が意思決定をする際に少しでも参考になればと思う。


今までとは違うやり方を学べるはずだ。当たり前のことを当たり前にやることの重要性を認識出来るはずだ。


「昼スト、美女・可愛い子、誠実系」の講習であることは理解しておいた方がよいと思う。




中級者の方で自分のやり方がある程度確立している人には向いてない気がする。


あくまで紀田さんは、彼が身につけたやり方を伝える印象だ。


受講者の悩みに寄り添い、課題解決の方向性を示し、一緒になって実践する、というやり方ではない。




受ける人には心をからっぽにして受けてもらうと一番効果が出やすいと思う。


自分のやり方や考えに拘ると本当に身体が上手く動かない。始めた時の私がそうであったように。


また、地蔵をしてしまう人は気合が必要だ。


可愛い子を見つけてガンガン声をかけないと、新しいやり方は身につかない。


指名された可愛い子には全力で向かっていく気合と素直さがあった方が良いと思う。



at 16:37|PermalinkComments(0)